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なぜ普通の袋ではダメなの?防曇袋のすごい仕組み

スーパーで手軽に買える野菜や果物の多くは、透明なビニール袋に入っています。実はその袋には、皆さんの食卓に新鮮な青果を届けるための特別な技術が隠されています。これは、私たち4Sカンパニーも取り扱う「防曇(ぼうどん)袋」です。

一般的なビニール袋に野菜を入れると、すぐに袋の内側が水滴だらけになり、白く曇ってしまいます。これは、野菜が呼吸する際に放出する水分が袋の中で冷やされて結露する現象です。

この結露は、実は野菜にとって大敵なんです。まず、袋が曇ることで中身が見えにくくなり、見た目の鮮度が落ちてしまいます。さらに重要なのは、水滴が野菜に直接触れること。これにより、雑菌が繁殖しやすくなり、野菜の腐敗を早めてしまうんです。せっかくの新鮮な野菜も、これでは台無しですよね。

そこで活躍するのが防曇袋です。この袋の最大の特徴は、内側に施された特殊な「防曇加工」。この加工のおかげで、水滴が玉にならず、薄く均一な水の膜となるように設計されています。まるでガラスに曇り止めを塗ったような状態になるので、袋の中がクリアに見え、見た目の美しさを保つことができます。

さらに、この薄い水の膜が、野菜から放出される水分を適度に保ちつつ、過剰な水分を逃がすという絶妙な湿度環境を作り出します。これにより、野菜の呼吸作用が適切にコントロールされ、まるで呼吸をしているかのように鮮度を長く保つことができるのです。

安心・安全な食品を皆さんの食卓にお届けするため、袋一枚にもこだわりと技術が詰まっていることを、ぜひ知っていただけたら嬉しいです!

 

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